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先輩研修医からのメッセージ
初期臨床研修を終えて
2年間の初期臨床研修を終えて 松尾 真稔
研修の初めの頃は問診の取り方、基本的な診察法などから、カルテや手紙・サマリーの書き方、指示の出し方、オーダーシステムの使い方に至るまで初歩的なところから一つ一つ教わりながらのスタートでした。私は研修医の時期は幅広く疾患を勉強したいという希望があり、実際かなりの数の患者さんを担当させて頂きました。また内視鏡や気管支鏡・胸腔穿刺など手技もやらせて貰えることが多く、症例・手技の種類や数は他の研修医の少ない病院ではなかなか経験することができないのではないかと思います。
外科の研修では先生方には非常に熱心に指導していただき、ヘルニアや虫垂炎の症例をはじめとして、研修の最後には腹腔鏡下胆嚢摘出術を先生ご指導の下、執刀させていただきました。縫合や結紮の手技も可能な限りさせていただきました。正直、私は外科系に進む希望があまりなく、そのことについて先生方に相談にのっていただき、経験しておくべき手技として病棟での胸腔内・腹腔内ドレーン留置など多くやらせてもらい、特に中心静脈穿刺に関しては、外科研修中に20例近く経験したのではないかと思います。
麻酔科での研修で挿管に関しては、当時同時に回っている研修医や救急救命士が居なかったこともあって、120例近く行わせて頂きました。また、麻酔の全身管理は比較的簡単な症例ならある程度は任せられるため、自身でスキルアップせねばならないという、モチベーションアップに繋がりました。もちろん、難しい症例では後ろに付いて積極的に指導していただき、A-line の確保や薬剤の選択・使用法など細かく教えていただきました。
選択科目では先生方の強い勧めもあり、病理診断科での研修をさせていただきました。病理では午前の切り出しから始まり、午後にかけてひたすら多くの症例を検鏡し、自分で診断をつけ、レポートを作成します。夕方にはそのレポートを叩き台にディスカッションを行い、先生の熱心な指導の下更に新しい知識を得ることが出来ました。また、自分で経験した症例のCPC も担当し、病気の発症から最期までを勉強することが出来ました。
放射線科ではレントゲンからCT 、消化管造影など徹底的に読影に励みました。また、将来的にエコーを行うことも多いと思い、腹部エコー数十例以上を担当させていただきました。先生方はみなさん優しく基本的なところから指導していただき、時にはIVR やTAE などの核医学的分野にも関わらせていただきました。
研修は現在も進行形ですが、2年目の内科研修では一年目の時とは比べ物にならないくらい「任される」ことが多く、自身の勉強になりました。また症例も種類や数の面で他の病院では経験することの出来ないくらいバラエティに富んだものとなったと思います。また、輪番二次救急で、初期対応を多数経験できたことも、自身の勉強となり、将来内科医師として独り立ちするための礎となってくれたと思います。専門医になった後にも、市民病院での充実した研修で得た、多くの経験を生かして仕事をしていきたいと思います。
我々の指導に力を尽くしてくださる先生方がいらっしゃって、非常に充実した2年間を過ごすことができました。指導医の先生方を初め、お世話になった職員の皆様、ご迷惑をおかけしたことも多々あったと思いますが、大変お世話になりました。ありがとうございました。
長崎市立市民病院での臨床研修を終えて 前田 泰宏
私は長崎大学病院の初期研修プログラムでの研修を行い、1年目長崎大学病院(以後大学病院)、2年目長崎市立市民病院(以後市民病院)において研修致しました。
1年目大学病院では、内科、外科、麻酔科での研修を行い、毎週カンファランスや回診等に参加するなかで、症例に対する様々な角度からの考え方を伺うことができながら診療にあたり、知識の幅や診療に対する姿勢など様々なことを教えて頂きました。
2年目市民病院では、地域保健、小児科、産婦人科、精神科、選択科の研修を行いました。
4月から1年目の研修では経験することのなかった当直を経験することになりました。私が研修した際、市民病院での当直は、長崎市内の輪番病院として担当するときのみの当直体制でした。輪番日の当直は、感冒等の軽症の症例から救急車搬送を要する重症の症例まで様々な症例に遭遇します。初めて経験する当直が輪番日のみというのは大変ではありましたが、様々な症例の初療から診断、治療への流れを経験することができ、充実した研修を行うことができたと思っています。
最後に、指導してくださった先生方をはじめ、市民病院の職員の皆様、充実した研修を行えるような環境を提供してくださり、有難うございました。
長崎市立市民病院研修を終えて 武富 梓
私は、1年目は長崎大学病院、2年目は長崎市立市民病院で研修を行いました。
必修分野では産婦人科、小児科、心療内科、選択分野では内科、皮膚科、放射線科で研修を行いました。指導医の先生方はとても温かく指導してくださり、本当に尊敬できる先生ばかりでした。診断から治療まで、患者さんへの接し方など毎日が勉強になることばかりでした。また、私たちは輪番日の当直を毎月3~4回のペースで行っていました。そこでは実際に外来診療することにより、初期対応から入院後の治療までを経験することができてよかったです。研修医室も広々としており、研修医は少人数ながらも様々な情報交換ができました。また研修医のほとんどが長崎大学ではなく他大学出身ということもあり、他大学出身の私もすぐに馴染むことができました。
いい環境の中で1年間研修をすることができて本当によかったと思っています。
長崎市立市民病院 臨床研修を終えて 佐藤 桂
早いものでこちらでの研修2年目が始まり、もう1年がたとうとしています。1年前、新しい環境での仕事に不安を感じていたのがうそのようです。
市民病院は規模がそれほど大きくなく、科を超えて色々な先生と仲良くなれたのが1番の思い出です。
特に研修医は輪番日の当直を内科系、外科系の先生とするので、ローテートしていない科の先生ともお話することができ、また、この当直を経験することで、この症状のときはどの検査をして処方は・・・のような最低限なんでしょうが、自分なりに対処の仕方を学べてすごく有意義でした。
夜中、眠れず翌日の業務が辛かったこともありますが(笑)。
また外科をローテートしていたときに担当した症例を学会で発表させていただけたのもいい経験となりました。
市民病院はとてもアットホームな病院だと思います。とても過ごしやすかったです。お世話になった先生方、職員の皆様、ありがとうございました。4月から大学病院の眼科に入局しましたが、市民病院での経験を少しでも生かせたらと思っています。
市民病院での研修を終えて 佐藤 光
私は1年目は長崎大学病院で、2年目は長崎市立市民病院で研修を行いました。
市民病院では必修科目として産婦人科、小児科、精神科、地域保健の研修を行い、選択科目では内科、産婦人科、小児科、放射線科、麻酔科にお世話になりました。どの科の先生方もとても丁寧に指導してくださり、特に私が産婦人科に進路を決めてからは、小児科では新生児医療を経験させていただいたり、麻酔科では産婦人科の症例を優先的に当てていただいたりと、とても密度の濃い研修ができました。
また、市民病院では輪番日当直を経験しました。初めてのことで、最初は何もわからず看護師さんや指導医の先生方に助けてもらいながらやっていましたが、1年たってみると、少しは慣れてきたかなと思います。
1年間の研修を終え、自分ではあまり変化を感じませんが、周りから成長したと思ってもらえればとてもうれしいです。市民病院で研修ができて本当によかったと思っています。
最後に、お世話になった先生方をはじめ、職員のみなさん、1年間本当にありがとうございました。
研修を振り替って 阿部 友美
1年間、長崎市立市民病院で研修させていただきました。
今年の研修医は1年目1名、2年目5名で、合わせて6名でした。6名中、私を含め5名は長崎大学ではなく他大学出身で、溶け込みやすかったです。
ただ、研修が始まった最初の頃は、仕事の手順などあまりわからず、1年目は私一人だけだったこともあり、多少不安がありました。
しかし手際の悪い私に対して、先生方は嫌な顔せず丁寧に教えてくださり、熱心に指導してくださったお陰で、徐々に不安もなくなっていきました。また、自分が診たい疾患、したい手技は、可能な限りやらせていただけました。これらの症例・手技の種類や数は、他の研修医の多い病院では経験することのできないのではないかと思います。
学会や研究会での発表も数回、参加させていただきました。
発表の方法を知らなかったのですが、いろいろと教えていただき、とても勉強になりましたし、いい経験にもなりました。賞をいただくこともでき、自分でも驚きました。
また、私は国際学会(呼吸器)にも参加したいと思い、研修医1年目の身分にもかかわらず強く希望したところ、快く許可してくださりました。
私は一研修医で知識も浅く、英語も得意ではありませんでした。ただ、日本の先生や、他の国々の先生方の堪能な英語を聞き、いい刺激を受けましたし、同じ国にこんなにがんばっている先生がいる、他国ではこういう研究をやっている先生もいるということを知り、自分もがんばろうというモチベーションにもなりました。
あと1年間大学での研修をしますが、専門医になった後にも、市民病院での充実した研修で得た、多くの経験を生かして仕事をしていきたいと思います。
長崎市立市民病院研修プログラムを終えて 中添 悠介
はじめまして。長崎市立市民病院研修医2年目の中添悠介です。平成21年度からは整形外科医として長崎大学病院のほうで勤務することになりました。今後 研修をされる先生方、またはマッチング等で悩んでいる先生方の一つの助けとなるようにとの思いから、長崎市立市民病院での2年間の初期臨床研修を振り返っての感想を一言書きたいと思います。
長崎市立市民病院で研修できてよかったことは、①初期対応から専門的治療まで幅広く学ぶことができた事、②先生方は非常に熱心であり且つ高い専門的知識があった事、③手技的な事は積極的に研修医にさせてもらえたこと、④労働条件が非常に良いこと(給与を含めて、県内では)、等が主にあげられます。①に関しては、長崎の輪番制度で4日に一度は市内の救急患者が集まってきますし、そこで必要な初期対応から入院後の専門的治療 までの課程を勉強できます。もちろん入院患者さんを受け持つことになれば、その人の治療に携わり、退院・転院するまでを一緒に受け持ち、どのように治療していき元気になって退院・転院していくのかをしっかりと1人の医師として学ぶことができます。②に関しては、非常に研修医に対してレジデントはじめ指導医の先生方は親切且つ協力的であり、じゃあ次何々してみよっか、という感じで研修医の能力・身体的精神的状態に気を配りながら、常に温かい視線で見てくださっています。非常に働きやすい環境だと思います。各々の科でのカンファレンスをはじめ、内科外科放射線科が集まって行う 術前術後カンファレンスや、がん患者さんに対する緩和ケアカンファレンスなど、患者さんのために皆が知恵を絞って、一生懸命になって治療にあたっている、とても熱い病院です。③に関しては、 点滴・採血は基本として、IVHや胸腔内・腹腔内ドレーン留置、右心カテーテル検査、A-line、 挿管・腰椎麻酔・硬膜外麻酔など積極的に指導をしていただけました。手技的には他のどの病院よりも沢山経験できたのではないでしょうか。④に関しては、当直回数が少し多めかもしれませんが、 僕は沢山入りたかったし、その分の当直手当もきちんと支払われ、これも県内他の病院と比較してよい点だと思います。もちろんそこで経験することのできた症例というものは、一生の経験です。
主にあげるとすれば、以上のような点があげられますが、もっともっとたくさんの得るものがあると思います。地域医療として離島を希望すれば、僻地医療にも携わることもでき、そこでしか味わえない地域と交流しながら医療をしていくことの喜びは、経験しないとわかりません。非常に充実した2年間を過ごせることは間違いありません。僕はこの長崎市立市民病院で研修できたことはとてもよかったと思います。
一度見学にきて、研修医の先生について回りながら話しを聞くといいかもしれませんよ。
市民病院での臨床研修を終えて 小河原 大樹
私は管理型研修医として2年間長崎市立市民病院で初期臨床研修を行いました。当初は右も左も分からず、臨床現場の雰囲気にただ圧倒されるだけでした。指導医の先生方のご指導はそんな状況の私を知ってか、患者さんとの接し方、説明の仕方などの基本的なことから始まり、徐々に高度な医療手技まで丁寧で、時に厳しく ご指導をしてくださいました。特にローテートしていない科の先生方も質問、疑問に懇切丁寧に説明いただき勉強になりました。また学会活動にも積極的に参加させて いただき、2年間の研修で計8回の学会発表を行えたことは、非常に貴重な経験となりました。私が市民病院で得た経験は今後内科医としての道を歩んでいく上で、大きな糧となると思います。 そしていつまでも初心を忘れることなく、医療に携わっていきたいと思います。
長崎市立市民病院での研修を終えて 坂上 秀和
2年前の今の時期には、大学を卒業し、10日後には長崎市立市民病院で勤務する事が決まっていながら、医師国家試験の合否は判明していないという理解に苦しむような状況があったため、落ち着かない日々を過ごしていましたが、それがついこの間のことのように思われます。
市民病院医局には研修医室という名前のついた部屋があります。研修医、とついてはいますが、内科や婦人科など、上は6年目までの先生が在籍しており、みんな年齢が近いこともあり、わからないことがあれば、気軽に相談できる先輩が横にいる、和気あいあいとした空気のあるとても過ごしやすい部屋でした。
そんな研修医室から、みな各病棟へと出て行くのですが、各科には外来に病棟にと日々目の回るような忙しさの中でも、我々の指導に力を尽くしてくださる指導医の先生方がいらっしゃって、非常に充実した2年間を過ごすことができました。
指導医の先生方を初め、お世話になった職員の皆様、ご迷惑をおかけしたことも多々あったと思いますが、大変お世話になりました。ありがとうございました。










