長崎市立市民病院トップページ ≫ 診療のご案内 ≫ 検査部のご案内 ≫ 生理検査
安静12誘導心電図は、狭心症などの虚血性心疾患、心肥大などの心筋疾患、および不整脈などの循環器疾患の診断に不可欠な検査です。検査は痛みもなく2~3分で終了します。トレッドミル運動負荷心電図は、通常の心電図検査では分らない労作性狭心症の診断や、運動耐容能を調べるのに適しています。循環器医師と検査技師が二人で施行し、運動中の心電図と血圧の変化を観察する安全な検査です。検査時間は準備を含めて30分程です。ホルター心電図は、24時間の心電図を記録することにより、不整脈の種類や頻度を調べたり、発作性の虚血所見をみつける検査です。近年、ホルター心電計(写真)も小型化され、患者負担が軽減し好評を得ています。認定心電検査技師の有資格者2名が在籍しています。在籍しています。
血圧脈波検査は寝た状態で両腕と両足首の血圧を同時に測定することにより、足首と上腕の血圧比(ABI)を計測します。健常人であれば足首の方がやや高い値になります。大動脈に狭窄や閉塞があるとその部分の血圧は低下し、ABI<0.9になります。また、心臓の拍動が足首に届くまでの速度(脈波伝播速度/PWV)を計測します。動脈の壁が厚くなったり硬くなったりすると速度は早くなります。血圧脈波検査の特徴は、非観血的で5分程で済む簡便な検査でありながら、全身の動脈硬化の指標となり得る検査です。
超音波検査は、超音波を体内に発信し、その反射波(エコー)をモニター画面に映し出して観察する検査です。被爆の心配がないのでくり返し行うことができ、苦痛もありません。生理検査部門で行っている主なエコー領域は、心臓の形態や機能を調べる心エコー、動脈硬化の状態を知るのに有用な頚動脈エコー、下肢の深部静脈血栓を見つける下肢静脈エコーなどです。技師は認定超音波検査士の資格を有し(3名)、日々技術と知識の向上に努めています。検査時間は15分~30分で、随時行っています。急性心筋梗塞などの緊急検査、病棟出張検査にも迅速に対応しています。
呼吸機能検査はスパイロメータ(写真)を使って、ゆっくりと最大努力して求める肺活量と、最大吸気位からできるだけ勢いよく吐き求める努力性肺活量、1秒量(最大努力で1秒間に呼出される量)、1秒率(その比率)を測定します。得られた曲線をフローボリュウム曲線と言い、その形から呼吸器疾患の予測がつきます。肺活量の予測値は性別・年齢・身長・体重から決定されます。肺活量が予測値の80%以下だと拘束性障害(肺線維症、胸膜疾患、間質性肺疾患等)、1秒率が70%以下だと閉塞性障害(肺気腫、気管支喘息、慢性気管支炎等)が疑われます。呼吸器疾患の有無や程度を調べるだけでなく、健康診断や術前検査として多く施行されています。更に詳しく調べる検査として、残気量、機能的残気量、全肺気量、肺拡散能、クロージングボリュウムも測定しています。
脳波検査(写真)は、てんかん、意識障害、痙攣などを調べる検査です。脳波検査では、頭皮上に皿電極をクリームで接着させ大脳皮質の表層に生ずる電気活動を記録します。異常波を出現させるために光刺激賦活や過呼吸賦活を行う場合があります。また、睡眠中の脳波を記録することもあります。すべて行った場合は1時間以上かかります。最低でも30分は要します。
神経伝導検査は、手足の運動障害やしびれなどの原因が末梢神経障害によるものか調べる検査です。神経を電気で皮膚の上から刺激して伝わる速さを計測します。ピリピリ感、痛みを伴いますが、体には害はありません。検査時間は1肢で15分、4肢だと60分くらい要します。
睡眠ポリグラフは、睡眠中に呼吸が止まった状態(無呼吸)を繰り返す睡眠時無呼吸症候群の検査です。睡眠中の呼吸状態(口鼻気流・胸腹部運動)、血中酸素飽和度、睡眠状態(脳波・目の動き・顎の筋電図)、心電図、いびき、体位、脚運動を記録します。装着(写真)は午後8時~9時の間に行います。検査には1~2泊入院が必要です。簡易検査として自宅でもできる終夜動脈血酸素飽和度測定や、携帯型睡眠ポリグラフも行っています。閉塞型睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療方法としてCPAP療法(持続陽圧換気療法)があります。CPAPの導入検査や、処方から管理まですべて行っています。










