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その他画像診断
単純X線撮影装置

 人体にX線を照射して写真を撮る検査です。
 人体は骨、筋肉、軟部組織、脂肪、空気などで構成されており、組織によってX線の透過率が異なります。骨などはX線が透過しにくいため、写真上白くうつります。逆に空気などはX線が透過しやすいため、写真上黒くうつります。単純X線撮影は、人体を透過したX線の量を白黒の写真として表す検査です。

   
マンモグラフィー(乳房X線撮影)

 その名の通り、乳房のX線撮影のことです。乳房撮影専用の装置を使用し、乳がん精密検査のひとつの方法として用いられます。 乳房を圧迫板と呼ばれる板で乳房を挟み、乳房を薄く広げて撮影します。 乳房は主に乳腺(乳管や結合組織など)と脂肪で構成されています。 乳がんは乳腺から発生するため、乳腺がよく見える写真を撮る必要があります。 乳房を薄く広げることにより、乳腺を広げて分離させ、よく見えるようにしています。 撮影した写真を左右見比べて、左右で異なるところはないか、乳腺の構築が乱れているところはないか、 腫瘤や石灰化はないかなどをみています。

   
血管造影

 私たちの体を養うため、全身に血液が流れています、その血液が通る道を血管といいます。血管は単純写真(レントゲン)では見るとこが出来ませんが、造影剤を使えば見ることが可能となります。
 血管造影は血管の中に1mm~2mm径程のカテーテルと呼ばれる細長いチューブを挿入し、目的の血管まで到達させます。そのカテーテルの中から、血管内に向けて造影剤を注入し、X線を使って連続的に血管の走行、形態、血液の流れの状態を1秒間に何枚ものスピードでX線写真を撮影します。、そして血管自身、あるいはそのまわりの臓器の病変を見つけることができます。また、このカテーテルから治療薬を入れたり、病変に栄養を与えている血管を詰めて病変を死滅させるといった治療も行いますし、血管の狭いところにバルーンカテーテルといって風船みたいに膨らむ特殊な管を挿入し、元の大きさまで拡げる治療も行います。風船だけでは、拡げきれない場合は、金属の管(ステント)をいれる場合もあります。

 当院で行われている血管造影には主に腹部血管造影、心臓カテーテル検査があります。DSAという機器を使い骨、軟部組織を画像処理によって消去し目的とする血管像のみを抽出することができます。近年では診断のみのカテーテル検査のみならず、治療が主目的とされています。

胸腹部、骨盤部血管造影

悪性腫瘍に対する抗がん剤動注、消化管出血、血管奇形に対する動脈塞栓術など、全身に広く治療が行われています。

心臓カテーテル検査

循環器疾患(虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞など)に対して心臓カテーテル検査およびカテーテル治療(PCI)が行われています。
当院では常時、急性心筋梗塞(AMI)等、心疾患に対する緊急治療体制を整えています。

   
超音波

 超音波検査とは人の耳には聞こえない音を体の表面にあてて体内の臓器から反射してくる音を画像として表示する検査です。各臓器の形や組織の変化を見ることができます。
 検査方法は、対象部位に専用のゼリーを塗り、プローブ(超音波を送受信する機器)を皮膚に密着し動かしていきます。腹部エコーの場合は深呼吸をしたり息をとめたりすることがあります。検査にかかる時間は範囲によって異なりますが15~30分程度です。超音波は身体に害を与えないので、繰り返し検査を受けても安全で手軽な検査です。

   
消化管造影検査

 消化管造影検査とは、大きく分けて上部消化管造影検査(食道、胃、十二指腸、小腸)、下部消化管(大腸)造影検査(注腸検査)に分かれています。基本的にはどちらの検査も造影剤と空気を注入し、粘膜に付着した造影剤をX線透視装置により写し出す検査です。通常、造影剤はバリウムを使用します。
詳細は胃X線検査、注腸検査を参照下さい。

   
胃X線検査

目的

バリウムと発泡剤(胃が膨らむ薬)を飲用して、食道・胃・十二指腸などの消化管の粘膜の病変を見つけようとする検査です。

検査の方法

1. 検査の5分前に、胃の動きや胃液分泌を抑制し、ぶれのないきれいな写真を撮影するために筋肉注射をします。
2. バリウムはX線を透過させないので、写真には白く写ります。胃内腔の壁に凹みがあればバリウムは溜まるので白く写り、凸があれば、バリウムが壁にのらないで黒く写ります。このことによって、形や大きさ、病変などがわかります。同時に、食道および十二指腸などの撮影も行います。
3. バリウムを胃の壁にきれいに付着させるためと、いろいろな角度からくまなく胃を撮影するために、患者さんに右を向いたり、左を向いたり、回転したりして、体位変換をしていただきます。検査時間は人によって異なりますが、約10分程度です。
前処置(検査のために必要な準備事項)
• 検査前日の夕食は午後10時までにすませ、その後は食べないで下さい。飲水は当日早朝より飲まないで下さい。

注意事項

1. 心臓病や緑内障、前立腺肥大の疑いのある、もしくはそれらの病気にかかっている患者さんは事前に、医師または看護師に申し出てください。
2. 妊娠のおそれのある方は検査できませんので申し出てください。
3. 検査当日は絶飲食(ガムや飴、タバコもダメ )してください。(ただし、医師からの処方された血圧、心臓、喘息などのお薬はのんでください。)
4. 検査中は、ゲップをできるだけ我慢してください。(空気で膨らんだ胃がしぼんできれいな写真が撮影できなくなります)
5. 検査後は下剤を飲用し、普段より多めに水分をとってください。

   
注腸検査(大腸検査)

目的

 大腸の炎症性の病気(腸のただれ、きず)、大腸ポリープ、大腸がん、その他をX線写真により診断します。大腸はそのままでは写真に写りませんので、造影剤(バリウム)を肛門から大腸に入れて大腸がよく見えるようにしてから写真をとります。
 この検査では便が残っているとバリウムが奥まで入らなかったり、便と病変の区別ができなくなります。大腸の中に便を残さないようにするために、検査前日から簡単な食事制限をしたり、下剤を飲んでいただきます。

前処置(検査のために必要な準備事項)

● 検査前日、検査当日の前処置があります。
● 詳細は予約表に明記されています。
● 前処置通りに準備ができなかった方や、薬を服用しても水のような便にならなかった方は、検査が受けられないことがありますので、当日必ず申し出てください。

検査の方法

 肛門からバリウムを注入して病変を見つけようとする検査です。X線テレビ台の上に横になり、肛門に細いゴムのチューブを約3センチメートルほど挿入します。このチューブから、バリウムを約300CC注入し、次に空気を注入して腸管を膨らませます。
 そして、バリウムを腸管の隅々まできれいに付着させてからX線写真を撮影します。腸管は、長く複雑な走行をしているので、バリウムを奥まで移動させるためと、いろいろな角度で腸管を撮影するために、患者さんに体位変換をしていただきます。検査の所要時間は約15~20分程度です。
 検査の前に、大腸の動きを抑え、ぶれのないきれいな写真を撮影するために、注射をします。
 検査終了後、トイレに行ってバリウムと空気を排泄していただきます。もしそのときに排泄されなくても数時間後には排泄されます。(個人差はあります)

注意事項

● 心臓病や緑内障、前立腺肥大の疑いのある、もしくはそれらの病気にかかっている患者さんは、事前に医師に相談してください。
● 妊娠のおそれのある方は検査できませんので、申し出てください。

   
主な放射線部設置装置一覧

  • 単純X線撮影装置
  • MRI
  • CT(computed tomography, コンピュータ断層撮影)
  • 血管造影
  • RI(核医学検査)
  • 超音波
  • マンモグラフィー(乳房X線撮影)
  • 消化管造影検査
  • 放射線治療
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