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今回、離島在職中の先生方を主な対象とした緩和ケア研修会を、当院と五島中央病院との共催で開催しました。五島で開催することにした理由は、離島医療圏の先生方は土日を使って大学や医療センターの研修会に参加する日程調整が難しい状況にあるからです。大学や医療センターの担当者に聞いてみたところ、“離島の先生方にお声かけはしているのですが、なかなか参加いただけない。居残りする必要があったり、他の行事と重なったりして、うまくいきません”ということでした。それならば、こちらから出向いて行こう、ということで今回の企画が持ち上がりました。
去る7月17日、18日の両日にわたり、梅雨が明けたばかりの快晴の中、風光明媚な五島中央病院の会議室を会場に研修会を開催しました。受講生は9名とこじんまりした会でしたので、大学や医師会で行う大規模なものと比べ、少ないかなと少し心配になりました。しかし、実際にはお互いが顔と人ととなりを覚え、形式張ることなく、しかも真剣に議論することができ、かえって良かったと思いました。20人を超える研修会は、スタッフからの授業という感じが強くなり、自発的に発言する雰囲気が乏しくなってしまうと改めて気づきました。
また、五島中央病院で行うことにより、長崎市とは違う課題がみえ、本当にためになりました。その地で行うことは、何にもまして大切なことだと実感しました。問題点は、五島の開業医の先生方に、緩和医療や在宅看護のことを理解し、参加していただくことが難しいということでした。今後の課題として、当院がどうアプローチできるかが問われているとも感じました。
研修を終了し、新鮮なお魚や五島牛、おいしいお酒などもいただくこともでき、充実した2日間でした。今後も、あちこちのスタッフの方たちと緩和医療のひろがりに尽くしたいと思います。
最後に、今回の研修会開催にあたり、五島中央病院の方々には、研修の開催企画を快諾していただき、また開催準備にご協力いただきましたことに対し深く感謝を申し上げます。
地域医療連携室顧問・外科診療部長 井上 啓爾
平成22年度長崎市立市民病院主催緩和ケア研修会
開催日時:7月17日(土曜日)9:30~20:207月18日(日曜日)9:30~15:00
開催場所:長崎県五島中央病院 講義室1・2
主催:長崎市立市民病院
主催責任者:鈴木 伸
企画責任者:冨安 志郎
参加人員:がん治療に携わる医師9名









