長崎市立市民病院トップページ ≫ 地域がん診療連携拠点病院 ≫ 緩和ケアチームについて ≫ ペインクリニック・緩和ケア
ペインクリニック・緩和ケア
科のご紹介
ペインクリニック・緩和ケア内科外来
ペインクリニックとは、手術などにより原因治療ができない慢性的な痛みを中心に神経ブロック、内服薬、理学療法などを組み合わせて治療を行なっています。対象疾患
1.頭痛: 偏頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛
2.顔面の痛み: 三叉神経痛、顔面にできた帯状疱疹の痛み、原因が明らかでない非定型顔面痛
3.首、肩、腕の痛み: 筋・筋膜性の痛み、変形性頚椎症に伴う後頭部、首、肩の痛み、手術適応のないヘルニアなど頚椎症に伴う首、肩、腕の痛み、五十肩の痛み
4.胸やお腹の痛み:胸やお腹にできた帯状疱疹に伴う痛み、手術から1ヶ月以上たっても改善しない創の痛みなど
5.腰や足の痛み: 変形性腰椎症に伴う腰痛、手術適応のないヘルニアや脊柱管狭窄症に伴う腰や足の痛み
6.がんの痛み(緩和ケア内科をご覧ください)
神経ブロックとは・・・
痛みに関係する神経の機能を一時的あるいは長期にわたって遮断して痛みを和らげる方法です。神経ブロックには2つの役割があります。1.痛みの悪循環を断ち切る:痛みがあると、交感神経という血液の流れを悪くする神経が興奮します。血液の流れが悪くなると、痛みのある場所が酸欠に陥ることや痛みの原因物質が洗い流されずに痛い場所に溜まっていくために更に痛みが強くなります。これを痛みの悪循環といいます。このような状況にあるとき、「局所麻酔薬」というお薬を使って一時的にでも痛みを伝える神経や交感神経の活動を遮断すると、血液の流れがよくなり、酸欠が改善し、痛みの原因物質が洗い流され、痛みのレベルが下がります。「局所麻酔薬」の効果は長くて2,3時間ですが、痛みの改善効果は麻酔薬の効果が切れてもしばらく持続します。定期的にこのような注射を外来で行なうことにより痛みを減らしていくことができます。
例)星状神経節ブロック:顔や手の血液の流れを調節する交感神経の節が首にあります。ここに局所麻酔薬を注射することで顔や手の痛みが改善します。
硬膜外ブロック:背中から脊椎と呼ばれる背骨の隙間に局所麻酔薬を注射することで胸、お腹、腰、足の痛みを和らげることができます。
注)お注射による治療は血液を固まりにくくするお薬を飲んでいらっしゃる方にはできません。もしそのような方はお申し出ください。
2.痛みの原因となる神経を破壊する:三叉神経痛など痛みのために日常生活が著しく障害される痛みに対しては、神経を長期間遮断する神経破壊薬と言われるお薬を用いたり、神経を熱で焼くことにより長期間痛みを抑える治療を行ないます。効果と副作用を十分ご説明した上で行なわせていただきます。
緩和ケア内科
がんの患者さんの約8割の方はその経過中に痛みを経験し、しかも、痛みの程度は非常に強いと言われています。緩和ケア内科では、世界保健機関(WHO)が推奨するがん疼痛治療法を実践することによりがんの痛みを和らげます。痛みの程度に合わせて炎症止めの鎮痛薬と医療用麻薬を用いて治療を行ないます。麻薬と聞くと、「中毒になる」「最期の手段」「やめられなくなる」などのイメージがあると思いますが、これらはすべて誤解です。痛みのある方が痛みを取る適切な量を飲むことで、中毒になることはありません。痛みの強さに合わせて飲むお薬ですから、病気の時期とも関係ありません。がんに対する治療の効果により、痛みが和らげば、やめることも可能です。
当科では院内の緩和ケアチームと協働して痛み、食欲低下やだるさ、吐き気、便秘などのからだのつらさだけでなく、気分の落ち込み、不安感などの気持ちのつらさ、医療費の問題や療養場所の選択のアドバイスなども行ないます。
受診のご案内
担当医: 冨安志郎、橋口順康診療曜日: 月、水、金
診療時間: 8:45~12:00(受付終了11:00)








